プロポリスを選ぶには絶対にチェックをしておかないといけないポイントがあります。
プロポリスには様々な健康作用を持つ事が確認されています。
なぜ、プロポリスは「飲む」だけではなく、「塗る」目的や「抗菌」目的で使用することができるのでしょうか?
まずはプロポリスの役割や働きから解説していきます。
まずミツバチは自分たちを自然の中に存在する雑菌類から守る為にプロポリスを作ります。
巣の出入り口にプロポリスを塗り固め、これに自分たちの身体を擦り付けて出入りすることで自信の身体を清潔な状態を保つのです。
プロポリスのおかげでミツバチ自身も清潔な状態を保てるだけではなく、巣の内部も常に清潔な状態が保たれています。
(巣の内部に雑菌を持ち込むのを防ぐ為にプロポリスに体をこすり付けます)
ミツバチは雑菌に弱く、巣の中に持ち込んでしまうと壊滅の原因になってしまうほどデリケートなのです。
なので、より強力なプロポリスを作ることで雑菌に対抗しているのです。
プロポリスは世界中で作られていますが、特にブラジル産のものは世界的に高品質だと評価されています。
ブラジル産のプロポリスの品質はとても高いですが、ブラジル以外の国々でも採取されています。
歴史的にみると、ブラジルよりもヨーロッパなどのほうが古いのです。
代表的なプロポリスの産地として知られているのがニュージーランドやオーストラリアなどでしょう。
この2つの国ではフラボノイドが豊富に含まれているタイプのプロポリスが採集されています。
ブラジル産はフラボノイドに加えて桂皮酸誘導体が豊富に含有されています。
どちらが優れているというわけではなく、あくまでフラボノイドが摂取できればいいという方はヨーロッパ系のプロポリスに合っていると言えます。
このようにプロポリスは材料となる植物によって、大きく含有成分などが変わります。
プロポリスは自然の中でミツバチが作り出すものなので、生息する環境による部分がとても大きいと言えるでしょう。
上記で説明した通り、プロポリスにはフラボノイドを主体としたものと桂皮酸誘導体を豊富に含有したものが存在します。
桂皮酸誘導体を含有しているものは世界的に見て非常に珍しく、ブラジル産の中でも一部地域でのみ採取される「グリーンプロポリス」というタイプのプロポリスにのみ見られる特徴です。
桂皮酸誘導体はアルテピリンC以外にも、「P-クマル酸」などが存在しています。
これらの成分は他のプロポリスには含有されておらず、基本的にプロポリスはフラボノイドが主体的な含有成分となっています。
グリーンプロポリスは世界的に評価が高く、プロポリスの王様と呼ばれています。
このグリーンプロポリスですが、実は発見したのはブラジルの人ではなく日本人なんです。
1988年に日本人養蜂家の寺尾貞亮さんが発見して、瞬く間に世界的な人気を誇るようになりました。
プロポリスには飲用目的だけではなく、様々な使いかたが可能です。
代表的な例は、抗菌力を活用したプロポリススプレーやのど飴などでしょう。
喉のケアに特化したこれらの商品は、抗菌力に着目して作られているので成分面などではプロポリスの原液には劣りますが使いやすさ、手軽さなどの面では優れています。
プロポリスを選ぶ為には欠かせない要素が複数あります。
【どういった方法で作られたプロポリスなのか?】
プロポリスはエキスを抽出する為の方法が複数存在しています。
基本的にお勧めの方法がアルコール抽出法です。
プロポリスの原塊は脂溶性なので、アルコールを抽出に用いることで満遍なく、成分を含有した形の原液が出来ます。
【産地】
プロポリスがどこで採取されたものかも大切なポイントの1つです。
品質の高いプロポリスはブラジル産のものかニュージーランドやオーストラリアなどで採取されたものでしょう。
自分の求めている成分で決めるようにしましょう。
【濃度】
プロポリスの濃度もとても大切です。
どんなに他の点に優れていたとしても、濃度が薄いプロポリスでは期待通りの効果は得られないでしょう。
【ランク】
プロポリスの原塊の品質選びで絶対に欠かせないのがプロポリスのランクです。
ランクはプロポリスの品質の要とも言えるポイントで、ランクが低いと必然的に低品質なプロポリスが出来てしまいます。
様々なポイントをチェックして総合的に判断する事が非常に重要となるのです。
【色】
プロポリスは基本的に褐色の原塊をしています。
ですが、グリーンプロポリスやレッドプロポリスのように色が褐色ではないプロポリスも存在しています。
これはプロポリスの材料となる植物が異なるからです。(プロポリスの材料として使われる植物を「起源植物」と呼びます)
色が異なると、含有される成分も異なります。
基本的にはフラボノイドが豊富なことで知られるプロポリスですが、グリーン系は桂皮酸誘導体が、レッド系はイソフラボンが豊富なのでその特徴に合わせて、様々な成分に配合されているのです。
プロポリスには健康成分が豊富に含有されています。
ミネラル類、ビタミン類をはじめとした栄養成分からフラボノイドやアルテピリンCなどの優れた健康成分までを幅広く含有しているのがプロポリスの特徴です。
プロポリスの成分についてはこちらで詳しく解説しています。
プロポリスはブラジル産のものが品質的に優れているとされています。
世界中で採集されるプロポリスの中でもなぜ、ここまで人気が高いのでしょうか?
基本的にミツバチは巣の防衛の為にプロポリスを作ります、特にブラジルでは自然に対抗すべく、より優れたプロポリスを作り出すとされています。
プロポリスを作るミツバチは「アフリカナイズドミツバチ」と呼ばれるミツバチで別名をキラービーと呼びます。
(ブラジルの気候は高温・多湿なので、雑菌が繁殖しやすくより抗菌力の高いプロポリスを作る必要があるのです。)
また、世界的人気を誇るブラジル産のグリーンプロポリスはアレクリンという抗菌力の高いハーブを配合して作られています。
ブラジル産のプロポリスが品質的に優れている理由の詳細は以下のページで解説しています。
プロポリスを摂取する為にはいくつかの手段があります。
・サプリメント
・原液
などが代表的な例でしょう。
飲みやすいので、サプリメントタイプの人気は幅広い人々からの支持を集めている一方、飲みにくい原液タイプは根強い人気があります。
これは成分面で考えた時に、原液タイプのものが圧倒的に優れているからです。
サプリメントタイプは飲みやすさでは非常に優れていますが、サプリメントの性質上どうしても含有成分・含有プロポリスエキスの量では原液タイプと比べて少なくなってしまいます。
飲みやすさを取るか、成分面で優れている方を取るのかはよく考えてから選ぶ必要があります。
それぞれのメリットは飲みやすさか成分面…だけではなく、使いかたにもよると言えます。
サプリメントの場合はあくまで使用方法は「飲用する」ことに限られます。
しかし、原液の場合は飲用以外の方法にも使用することが出来るのです。
原液タイプのプロポリスは飲用以外にも、抗菌目的で使用することもできます。
抗菌目的と言えば、スプレーやのど飴などを使った喉ケアをプロポリスの抗菌作用で行うことができます。
プロポリス原液はサプリメントなどとは違い、飲用する際に喉をプロポリスエキスが通る形で摂取します。
なので、成分の摂取以外の用途にも原液は利用することが出来るのです。
こういった点でもどちらのタイプのプロポリスが自分には合っているのか考えて選ぶ必要があるでしょう。
飲みやすさ、成分面どちらも継続してプロポリスを飲用する上では非常に大切なポイントでもあります。
1つのポイントだけで選ぶのはあまりお勧めできないとも言えます。
様々な点において自分に適したプロポリスを選ぶようにしましょう。